イスラム教国家で首相が政治活動禁止 その背後には何があるのか

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イスラム教国家で首相が政治活動禁止 その背後には何があるのか。
先日、パキスタンの前首相であるイムラン・カーン氏が贈収賄容疑で3年の刑を宣告されました。そして、その数日後、カーン氏は選挙委員会から5年間の政治活動禁止を言い渡されました。これにより、カーン氏は議員を解任され、2028年まで公職に立候補することができません。カーン氏は政治的な動機があると主張していますが、パキスタン政府は逮捕と刑の背後に政治的な意図はないと否定しています。

カーン氏は2018年にパキスタンの首相に選出されましたが、昨年、軍との関係が悪化し、不信任決議により失職しました。彼の有罪判決は、外国の高官からの贈り物の詳細とその売却益を誤って宣言したという罪状に基づいています。報道によると、その贈り物はロレックスの時計、リング、カフスリンクなどで、総額1億4000万パキスタンルピー(約635,000ドル、約500,000ポンド)に及ぶとされています。

貪汚判決による5年間の立候補禁止は、パキスタンの法律に基づくものです。有罪判決を不服とするカーン氏の法律チームは、水曜日にイスラムバード高等裁判所で審理される予定です。

カーン氏は現在、イスラムバードに近い刑務所に収監されています。この判決により、彼の政治的な将来は絶望的なものとなるでしょうか。イスラム教国家において、カーン氏が政治活動を禁止された背後には何があるのでしょうか。

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