インドのヒマラヤ地域での土砂崩れと洪水が増加しており、家屋や建物が埋没し、多数の死者が出ています。ネパールやパキスタンの一部地域にも被害が及んでいます。生態系の脆弱なこの地域では、集中豪雨と建設活動が連続して災害を引き起こしていると専門家は指摘しています。さらに危険を増す要因としては、かつて雪が降っていた高地でも現在は雨が増加しているという異常気象が挙げられます。気温上昇による降雨量の増加は、2つのリスクを引き起こします。一つは雪と氷の融解を促進し、もう一つは土壌を緩めて土砂崩れ、岩盤崩れ、洪水、土石流を引き起こすことです。
インド・ヒマラヤ地域での山岳災害が増加
