ベネズエラ赤十字会長が解任される

ベネズエラの最高裁判所が、40年以上に渡って活動してきたベネズエラ赤十字会の会長であるマリオ・エンリケ・ヴィジャロエルを解任しました。ヴィジャロエル氏は「嫌がらせと虐待」の容疑で告発され、国の検察当局が捜査しています。さらに、赤十字会の理事も解任されました。ベネズエラ赤十字会は声明で、ヴィジャロエル氏に対する「絶対的で無制限の支持」を表明しました。また、裁判所は、赤十字会の「広範で多様な再編成」を命じました。組織の再編の一環として、ベネズエラ最大の経済団体であるFedecamarasの元会長であるリカルド・クサンノが理事会の議長に任命されました。裁判所は、ベネズエラ赤十字会の活動は影響を受けないと述べました。また、裁判所は、退任する理事会との協力を通じて検察総長の事務所と連携していくとも述べました。赤十字の活動は武力紛争の人道的な影響を防ぐことを主眼にしており、また、困難な経済状況下での収監者の支援や水不足や食糧安全保障の解決策を見つけることも目指しています。国際的なチャリティ団体は、ネコラス・マドゥロ大統領の政府に対して、裁判所の介入を許さないように求めています。木曜日、国際赤十字・赤新月社の副会長であるミゲル・ヴィジャロエル氏はビデオメッセージで「私は最も敬意を持って、国の機関による恣意的な行動が私たちの機関の128年の歴史を汚すことがないように願っています」と述べました。元ベネズエラのスパイ長官が米国の麻薬容疑を否定、最貧困層が取り残されるベネズエラの経済回復が遅れている

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